honowa のリングディスプレイ
株式会社マル仁
honowaのリングを飾るディスプレイ。
それもだたの脇役ではなく
特別なものにしたい。
そんな無謀な試みから行き詰まっていた時に偶然出会ったのが
「丸枡」でした。
丸い…枡!?
その優しいフォルム、画像で見ただけなのに
触り心地を想像してしまいました。

「ハレの日に感謝の気持ちを込めた特別な枡で」
ホームページに書かれた、その言葉で
私は「枡」という存在が頭から離れなくなりました。
ディスプレイのことを考えなくてはいけないのに。
枡は結婚とも縁が深い。
「穂の国」と言われた時代(およそ600~700年あたり?)には
神社で「枡」が使われていたのかもしれない。
そこは伊勢志摩G7サミットでも使用された枡を作り
その技術で高い評価を得ていました。
その凄さを何もわかっていない私は
恐れも知らず連絡を取り、
honowaについて話をしました。
その工房―株式会社マル仁の加藤社長は
変わり者の話に耳をじっくり傾けてくださいました。
「枡」というものはもともと酒器でなはなく、年貢を計量するための道具であった。
そしてその機能が神の役割を代行するものと考えられていた。
さらに枡には神霊を降臨させ、中身に病魔退散の霊力を持たせる「呪物(縁起物)」としての意味を持っている。
だから節分の豆は枡に入れるのだ。
使われる材料は「神の木」と言われるヒノキ。
まさに神づくし。
私は加藤社長のモノづくりへの想いに共感しました。
スピードと効率が優先され、先端技術がもてはやされる時代において、
その対極にある自然素材を使用したモノづくりをするのが私たち。
「ゆっくりと流れる上質な時間を過ごしていただけるようなものを作りたい、お届けしたい」という一念。
honowaが株式会社マル仁さんと出会えたことは本当に幸せなことです。
神の木で作った「リングディスプレイ」
その曲線美をぜひ店頭でご覧くださいませ。